七福蕎麦で会おう

自由を愛する自由人の音楽、小説といった創作やレトロゲームへの愛を綴るブログ。

【Amazonプライムミュージックで聴ける極上クラシック】マーラー:交響曲全集 ティルソン=トーマス

前回に引き続き、アマゾンプライムで聴くことのできるマーラー交響曲を紹介したいと思います。 

Mahler: Symphony No.9

Mahler: Symphony No.9

 

   

Symphony 7 (Hybr)

Symphony 7 (Hybr)

 

 

Symphony No.3 Kindertotenlieder

Symphony No.3 Kindertotenlieder

 

 

Lieder Eines Fahrenden Gesellen Rckert-Lieder Des

Lieder Eines Fahrenden Gesellen Rckert-Lieder Des

 

  マイケル・ティルソン=トーマス指揮、サンフランシスコ交響楽団によるマーラー交響曲全集+歌曲集です。

(全集なのですが個別に配信されていて全て上げるのがめんどくs……もといスペースの問題で聴いて気に入った演奏をリンクで貼りました。)

 

ティルソン=トーマス(通称MTT)はバーンスタインの愛弟子とも言われており、アメリカもの、特段ガーシュウィン演奏の第一人者でありますが、マーラー交響曲録音においても師匠顔負けな素晴らしい録音を残しております。

バーンスタインの演奏は全身全霊を込めた密度の濃い演奏に対してティルソン=トーマスはスタイリッシュな明晰さ中にも劇性を持っていて、それらを自在に引き出す匠の演奏と言いましょうか、バーンスタインの演奏を情念過多と感じる人にはとても聴きやすい演奏だと思います。

 

ちなみにちなみに、交響曲第3番は以前ロンドン交響楽団と録音されたものも存在します。※こちらはプライムミュージックで視聴できません。 

マーラー:交響曲第3番/リュッケルトによる5つの詩

マーラー:交響曲第3番/リュッケルトによる5つの詩

 

 第3番は2度目の録音ということもあってか、深化したサンフランシスコ響での演奏は2004年度のグラミー賞を獲得していたりします。

 

そしてこの全集にはしっかり『大地の歌』も含まれています。が、これも特殊で、テノールバリトンが歌っております。

Das Lied Von Der Erde (Hybr)

Das Lied Von Der Erde (Hybr)

 

 テノールのスチュアート・スケルトンが少々快活すぎる声音かとも思いましたが、表現幅が広くそうした違和感はすぐに拭い去られました。バリトンのトーマス・ハンプソンも明るめな声音ではありますが、この曲の憂いの寂しさを見事に歌い上げています。

 

 

初めてこの一連の録音を見た時はそこまで期待をしていなかったのですが、一聴にしてその魅力の虜になりました。

こうした意想外の出会いがあるのもクラシック音楽の面白さでありますね。

そんな出会いを与えてくれるプライムミュージックという宝の山をこれからも開拓していきたい所存です。