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【今日の一枚】レスピーギ:ローマ三部作(スヴェトラーノフ/スウェーデン放送響)

レスピーギ:「ローマ三部作」(交響詩「ローマの噴水」、交響詩「ローマの祭り」、交響詩「ローマの松」) スヴェトラーノフ指揮スウェーデン放送響1999
レスピーギ:ローマ三部作
・ローマの噴水
・ローマの祭
・ローマの松
エフゲニー・スヴェトラーノフ/スウェーデン放送交響楽団


ロシアの巨匠、スヴェトラーノフレスピーギと言えば1980年の手兵ソビエト国立響との圧倒的な爆演(爆演以外になんと言えるだろうか?)が有名ですが、ここで紹介するのは1999年にスウェーデン放送響を客演した際のライブ録音。
ソビエトが崩壊して各地のオケを客演していたスヴェトラーノフですが、特に相性が良かったのがスウェーデン放送響。ショスタコーヴィチの『レニングラード』もロシアオケもかくやと言わんばかりの凄演でした。この『ローマ三部作』もオケの性能とスヴェトラーノフの指示が行き渡った壮絶な演奏です。

『ローマの噴水』第1楽章からたっぷりな演奏で流してしまいそうなパッセージもたっぷり踏みしねるように演奏。しかしここでロシアオケにはない繊細な表現も聴けるのがこのコンビの化学反応的な面白さです。盛り上がるところスヴェトラ節が効いてます。
『ローマの祭』も一音一音たっぷりと、おどろおどろしい雰囲気。「主顕祭」、ソビエト国立響ではテンション上がりすぎて外してしまったトランペットソロもきっちり当ててます(笑)どんちゃん騒ぎの打楽器と狂乱するオケの手綱をきっちり締め、ただならぬ勢いでフィナーレへ向かいます。
『ローマの松』はなんと言っても「アッピア街道の松」。最後の一音は通常の演奏の何倍もの長さで引き伸ばしています。終演のブラボーも頷ける演奏です。圧巻。

スウェーデン放送響は技術力の高さもですが、スヴェトラーノフの解釈に追随出来るパワーも兼ね備えている北欧随一のオーケストラだと感じました。
かなり癖の強い演奏のため万人におすすめできるタイプではありませんが、圧倒的な『ローマ三部作』を聴いてみたい方は一聴あれ。