私は学生の頃よりかれこれ10年ばかり、CDを集めてコレクションにしていました。
アルバイトのお金の殆どをCDに費やしたといっても過言ではなかった学生時代、クラシックをメインにサントラ、アニソン、人並み程度のジャズや邦楽洋楽と合計して2000枚ばかり、狭い6畳の部屋に溜め込んでおりました。
現在は流石に当時ほどの熱量はないものの、新譜や中古店で興味を引く盤があったらば吟味しつつ購入するくらいには継続しています。
しかしここ最近心変わりがありましてこれらのコレクションを処分しようかと思いました。
以前から部屋のキャパオーバーに悩まされていたのですが……
この記事を書いた頃はまだ覚悟が決まっていなかったのか(笑)処分はしたものの数十枚程度と大したことない量しか処分できませんでした。
それから数か月、こんな本たちを読んだこともあり、所有に対する新しい考え方を持つきっかけが出来ました。
また最近読んだこちらの本にも多分に影響されております。
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -
- 作者: 佐々木典士
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2015/06/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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我ながら影響されやすいなぁ(笑)と思いながらも 、これらが指標となっています。
そもミニマリストは最小限のものだけで暮らす人の事だけではなく、
・過剰生産、過剰消費社会へのアンチテーゼ
・沢山のものの中に埋もれた大切なものを見つめ直す
と色々な定義があります。
よくメディアなどで紹介される居間に机しか置いていないような生活をしている人だけがミニマリストというわけではないみたい。
(佐々木さんの本によると「大切なもののために断つことが出来る人はミニマリスト」なのだそう。)
別に過剰なミニマリストになりたいわけではなく……。
20半ばで三十路も近づいてきたこともあり、今一度自身と向き合うと言うことも兼ねてコレクションの断捨離を決意した次第であります。
幸いCDの場合は音源をデータ化することが出来るのでCD自体はなくてもPC上でいつでも聴くことができるというのも決断の要因です。
更に言えば、現在は定額で聴き放題なサービスもあって気軽に未知の音源を聴くこともできるようになりこれもCDへの執着心が薄れた原因でもあります。世間のCD離れにも納得できてしまうサービスの進歩です。
(ミニマリストが増え続ける理由にこうしたテクノロジーの進歩、例えばスマホのように一つの端末で何でもできるようになったからこそ、というのもあるそうです。)
因みに私の断捨離の基準は、
・いつ、どこで、なんで買ったのか分からない(思い出せない)もの
・聴き返しても音源に魅力を感じられなかったもの
・状態が悪く、早く処分した方が高値で買い取ってもらえるかもしれないもの
となっています。
収集し始めの頃は少ないお小遣いをやりくりして買っていたので購入時や盤に対する思い入れもあるのですが、後々大量に購入すると何となくで買ってしまっているもの、興味はあったものの自分の感覚に合わないものが選別していると多々出てきます。
クラシックの音盤収集はこうしたトライアル&エラーで自身に合った演奏を探しているのです(笑)
そして不要なCDはヤフオクや中古店舗へ持っていきお金に還元させて貰っています。
とは言え、ほとんどオークションやその中古店舗で買ったものなのである意味返しに行っている感じでもありますね。
私の手元を離れたコレクションもまた別の愛好家の元で大切にしてもらえることでしょう。
そんなこんなで断捨離を決めてから約3ヵ月、毎週十数枚選別し、累計で200枚は継続して処分できております。
目標としてはひと棚(約1000枚)に収まるように調整していければなぁと思っていますが、このペースではまだまだ時間がかかりそうです(笑